「介護施設の年末年始♪」
なにかと慌ただしくなる年末年始。みなさんは、年末年始をどのようにお過ごしですか。
私の働く特別養護老人ホームも例外ではなく、大掃除やイベントの準備などでスタッフも入居者様も忙しくなります。施設は一年中休みなく稼働しており、入居者様が常に生活をされています。そんな介護施設の年末年始の過ごし方について、ちょっぴりお伝えしたいと思います。
~楽しいイベント盛りだくさん~
先ほどお伝えしたように入居施設では24時間365日、“おうち”代わりとして入居者様が生活をされています。一般の家庭と同じように、この時期には大掃除をしたりクリスマスや餅つき、新年を迎える飾り付けなどイベントがたくさん。また、新年を迎えると互例会や新年会なんかのイベントもあるので、スタッフのみなさんは入居者様に楽しんでもらおうと張り切って企画をします。正直、準備は大変ですが、新しい年を一緒に迎える喜びを感じることのできる幸せな時間でもあります。
~元気と笑顔の源は食事から~
お正月といえばおせち料理。食べることは何歳になっても楽しみの一つですよね。施設でもお正月にはおせち料理を提供させていただきます。普通食(わたしたちがいつも食べている食事形態)だけでなく、食べやすく加工した食事形態を用意することで、飲み込みが上手にできなくなっている入居者様でもみなさん同じメニューを召し上がってもらえるようにしています。おやつには紅白饅頭も出てくるので、おいしく楽しくお正月を過ごせそうですね。
~外出・外泊支援~
施設に入居するということは、在宅で生活することが何かしらの理由で困難になったからです。しかし入居者様の多くが、できれば住み慣れた自宅で最期まで暮らしたいと考えているでしょう。施設としては、ご家族様とも協力をし合って、少しでも自宅で過ごせる時間が作れるように検討し、帰っても困らないように支援をしています。
~一人一人に合った過ごし方を~
これまでの生活や習慣を継続することができ、「施設に入居したらもうできない」ではなく、「施設に入ってもまだできる」と思ってもらえるように、これからも入居者様の気持ちに寄り添って支援していける施設でありたいですね。